http://research.nii.ac.jp/kaken-johogaku/reports/H17_A04/A04-02.pdf
量子計算機が古典計算機よりも短い時間で素因数分解を行うためには,R-ADD を採用した場合
には一回の演算が50 μ 秒で,Q-ADD を採用した場合には7.8 μ 秒で,それぞれ終了しなければならない
例えば,1 回のToffoli gate を実行するのに0.1m 秒かか
るとすると,もっとも計算時間が短くてすむ回路を用いたとしても,1024bit の合成数を素因数分解するの
に, 11 カ月必要であることを明らかにした.さらに,基本演算時間が遅いデバイスやqubit を節約する回
路を採用した場合,素因数分解は現実的な時間で終了しないことを明らかにした.また,演算時間の遅さが
量子計算機実現に向けて,新たな障害になり得ることを指摘した.
ほほー