間違いだらけの備忘録

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努力さえすれば報われる?

http://www.toyama-cmt.ac.jp/~kanagawa/education/gengogaku4.html

内田樹は『知に働けば蔵が建つ』(NTT出版)という本も書いたが、苅谷剛彦『階層化日本と教育危機』(有信堂)の感想として、次のように書いている。

 「努力さえすれば報われる」という物言いが通るのは、「すべての子どもには『努力する能力』が等しく備わっている」と人々が信じているからである。

 しかし、これは事実ではない。

 「努力できる能力」がある子どもとない子どもの間には截然(せつぜん)たる境界線が存在し、それは子どもの自己決定にはかかわらない。「努力すること」を価値とみなす生育環境に生まれた子どもは努力し、そうでない子どもは努力しない。

正論

 つまり、メリトクラシーとは、建前としては「チャンスは万人に開かれている」が、実際には、成功することの価値を信じ、成功するためのノウハウを熟知し、すでに成功している家庭に生まれた子どもたちが優先的に利益を得る差別化の拡大再生産メカニズムなのである。

微妙〜

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