戦争プロパガンダ10の法則
シナリオ1
新しい前提のための「大義の創出」
①われわれは戦争をしたくはないシナリオ2
新しい前提のための「大義の創出」
②しかし敵側が一方的に戦争を望んだ
③敵の指導者は悪魔のような人間だ
④われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う
権力者や指導者など具体的な人物を「悪魔」と強調することは、
その支配下にいる「国民の個人性を打ち消す」ことにつながっていく。
その効果は絶大で、敵国の悪魔のような指導者の下にも
「一般的な国民が暮らしている」という当たり前の想像力を失わせ、その存在を隠してしまうのであるシナリオ3
好ましい「戦況の演出」
⑤われわれも誤って犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為におよんでいる
⑥敵は卑劣な兵器や戦略を用いている
⑦われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大
(このようなナラティブは)敵愾心を継続させる上でとても重要なものだシナリオ4
圧倒的な「世論の形成」
⑧芸術家や知識人も正義の戦いを支持している
⑨われわれの大義は神聖なものである
⑩この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である
この「神聖なもの」と言う言う意味は「神」によって支持されているというとの意味で(略)自国の戦争が「聖戦」であるかどうかは
とても重要な意味を持つ(略)現代ではこの「宗教」に代わり、「言論」「表現」「経済活動」の自由など、民主主義や資本主義の体制に関わるものが揚げられているのである。
戦争プロパガンダに重要なことは「事実」よりも「感動」を生み出すことでそれが、「世論を動かす原動力」になるということを意味している。フランクリン・ルーズベルト
「我々の共同体の内部には、アメリカ人を自称しながらも、アメリカを壊そうとしている一団が存在する。敵と同様、彼らは常に、民主主義を弱体化させ、自由な人間の大義を信じる心を打ち壊すことを目標としている」
1943年に発行された雑誌『放送研究』(日本放送協会)には次のような一文がある。「間違った絵の具を洗い落とさないで他の色を塗って見ても、正しい色が出て来ないようなわけで、我々は子供の頃から米英的に塗られた個人主義、自由主義の間違った観念を洗い落として、正しい純正の日本的観念を取り戻さなければならないと思っています」
素敵過ぎる
「国家のため国民が戦う」が当たり前でなくなる日――ウクライナ侵攻の歴史的意味(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
ウクライナからはすでに300万人以上が難民として国外に逃れているが、そのほとんどは女性や子ども、高齢者で、成人男性はほとんどいない。ロシアの侵攻を受け、ウクライナ政府は18-60歳の男性が国外に出るのを禁じ、軍事作戦に協力することを命じているからだ。
つまり、成人男性は望むと望まざるとにかかわらず、ロシア軍に立ち向かわざるを得ないのだ。そのため、国境まで逃れながら国外に脱出できなかったウクライナ人男性の嘆きはSNSに溢れている。
ですよね。