間違いだらけの備忘録

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異論の階層、DH レベル

https://left-over-junk.hatenablog.com/entry/20080627/p1
How to Disagree

  • DH0「罵倒」(Name-Calling) で,相手の意見に対してバカにする態度だけを表明する
  • DH1「対人論法」(Ad Hominem).議論の中身は関係なく,相手の地位や権威(高いのも低いのも),あるいは属性を標的にして意見を攻撃
  • ここまでの「異論」は,相手の書いたものにまったく触れていない
  • DH2「語り口に反応」(Responding to Tone).でも,この階層の異論はものの言い方や口調ばかりを批判して,議論の中身を取り上げません.
  • DH3 は「ただの反対」(Contradiction).意見がちがうということは述べられるものの,そう考えるべき理由や論拠は「ほとんど(あるいはまったく)」提示されません.(略)論拠をちゃんと提示しているかどうかです.
  • DH4 の「反論の提示」(Counterargument) になると,反論とともにその論拠も提示されます.反論が(略)必ずしも的を得ているとはかぎり
  • DH5「反駁」(Refutation) は,相手の言っていることを引用しながら間違っている箇所を指摘します:おおよそ「彼は“(引用)”と書いているけれどこれはまちがっている,なぜなら…」というかたちになっているのがグレアムのいう反駁です.引用があるというのが大事で,具体的な文章を引用することで人が言ってもいないことを批判するミスが避けられます.ですが,具体的なマチガイを指摘していても,些末なことばかりを批判していて主眼となっている主張を対象にしていないケースもあります.
  • DH6「主眼の反駁」は,批判対象のいわんとしている主眼をはっきりと反駁するものを指します.「この文章が主張しているのは“(主眼)”ということだ;しかしこれはまちがっている;なぜなら〜」という論証のかたちになっているものがこれです.

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しかし、DH レベルは応答の説得力に下限を設定しませんが、上限を設定します。DH6 の応答は説得力がないかもしれませんが、DH2 以下の応答は常に説得力がありません。

めも

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