お父さんが「眠れない」のは、心の問題ではない:日経ビジネス電子版
精神科医、精神科医療が自殺予防に有効な手段を持っているのか? という視点です。
Y まさか、持っていないのですか?
計見 「ある」としても、自殺予防全般への寄与ではあり得ない。自ら自殺症例を幾人持った経験があるかにもよりますが、私の経験則では「精神科医は自殺予防はできない」という覚悟がなければ、精神科医という仕事にはかかわれないと思う。
Y 手段はあるが、万能ではないし、その限界を認識しておくべきだと。
計見 もし「精神科医は自殺予防に寄与できる」というなら、その守備範囲を明確化すべきだ、と思います。
素敵~
日本の多くのまじめなサラリーマンは、自分の精神が弱っているなどということなんて、断固認めたくないに決まっている。精神が病むなんて恥である。そう思わない日本人はまず皆無でしょう。この面接は、そういうメンタリティへのテクニックではない。私自身がこのように信じているし、自分についても他人についても「精神」の実在など信じていないがゆえの、実戦型アプローチのつもりです。
(元)精神科医が精神の実在など信じていないという皮肉。