http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/1month-kouza/20140619_654007.html
Bulldozerはあまりに中途半端であった。デコーダは4命令/サイクルとNehalemに比肩しうるものだったが、これを強制的に2つのスレッドに振り分けたから、実質2命令/サイクルでしかなくなり、絶対性能は“お話にならない”程度だった。
(略)クラウドなどで要求されるスケールアウト型アプリケーションを動かすには、あまりにCPUの消費電力が多く、スケールアウトが要求されるの現場ではあまりプロセッサ数が増やせない点がネックになった。
(中略)
「Jaguar」を投入する。ピーク性能という観点で言えば「Atomよりマシ」という程度でしかない(から、メインストリーム向けには無理がある)が、ローエンドやタブレットにはこれで十分であり、またクアッドコア構成を前提にすることで、トータルでの性能はそこそこ持ったものになった。
(中略)
BulldozerベースのOpteronの致命的なまでの売れなさに、
(中略)
失うものがなかったからこそのアーキテクチャ変更の決断であり、結果としてこれから立ち上がる64bit ARMサーバー市場の主導権を握れるかもしれない位置に付けたのは、現時点の判断としては、むしろ幸いと言えるかもしれない。
素敵〜