http://www.pdf-soft.com/elementary/elem12.html
http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/archives/20050622/133901.html
PDF/XはPDFの新しいバージョンではなく、あくまでPDFの規格全体の一部分(サブセット)で、印刷用途に最適化されたPDFの規格です。印刷上問題となるカラー・フォント・トラッピング・ハーフトーンなどの不確定要素をできるだけ排除した内容になっています。
PDFのバージョンはPDF1.3より後のバージョンを使用できません
PDFデータに透明の情報は含まれてはいけません
平網・画像を含めPDFに含まれる全てのカラーモードは「グレースケール」・「CMYK」・「いわゆる特色」(DeviceGray・DeviceCMYK・DeviceN)に限定され、カラーマネージメントは使用されません
PDFに含まれる画像は実画像(出力用の画像)です
フォントは全てアウトライン化もしくは全て埋め込まれます
OPIの情報は含まれません
トランスファ関数やハーフトーンスクリーン情報は含まれません
トラッピング、出力インテントが指定されています
PDFは暗号化されていませんPDF/Xに変換することのメリットは?
CMYK(+特色)のカラースペースのみ認めているので、RGBなどのカラースペースからCMYKカラースペースへの変換を心配しなくても良くなる
フォントが埋め込まれた状態(またはアウトライン化された状態)であるので、プリンタフォントがないなどの問題による文字化けの可能性がない
すべての実画像が埋め込まれて、OPI情報が含まれないため、リンクミスなどによる異なる画像への置き換えエラーの心配がなくなる
PostScriptの命令には用意されていない透明効果の情報がPDF上にはなく、既に分割された画像またはベクトルデータになっているため、出力結果が見えやすい(またはRIPの性能に左右されにくくなる)
出力サイドが意図した出力線数で出力されるPDF/Xと仕上がりの問題は別
PDF/X-1aは印刷工程を重視したものですが、PDF/X-1aは画像の解像度に関しての制限はありません。このため、72dpiやそれ以下の解像度であってもPDF/X-1aとしては問題はありません。ただ、このPDFは印刷物としては問題が発生することもあります(ソフトウェアのマニュアルなどはスクリーンキャプチャのほとんどが72dpiですので、一概に解像度が低いことが印刷物として不適切であるとは言えません)。
また、上記にあるように、PDF/X-1aはカラーモードがCMYK+特色と規定されているので、結果として特色版を含むことを許容しています。もしCMYKのみのプロセスカラー印刷であれば、特色を含むPDFは誤りということになりますが「PDF/X-1aとしては」問題はありません。
Acrobat Distiller9
http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/archives/20081224/145427.html
http://d.hatena.ne.jp/peh01404/20081113/1226575270
http://www.antenna.co.jp/news/Acro9related.html