間違いだらけの備忘録

このページの内容は無保証でありこのページの内容によって直接、または間接に損害を受けられたとしても私は責任を取りません。

じゃあ百万年後も人類はいまのままなの?

野尻 抱介 ふわふわの泉 読了 
ISBN:9784150310745

「すみません。不老不死でない生命のメンタリティは難解なので」

素敵〜

「みなさんは食と性と他者の支配にほとんどの関心を向けています。
全ての欲求は遺伝子をより広く継承させるためにデザインされていますが、
それは個体の意志とは無関係に発生したシステムであって、
遺伝子の継承自体には何の価値もありません。

正論

みなさんの自意識には中枢がありません。人間の自意識は自己と
周囲の環境との関わりを類推することで生まれる、一種の錯覚です。
(中略)
錯覚の中でそれを自覚するのは不可能です。
(中略)
皆さんの意識を情報化し、マイクロチップに移植したり、データとして
転送することは不可能なんです。しょせん錯覚ですから」

素敵すぎる

シンギュラリティ文明-自身の情報化を実現した文明-
(中略)
私は人類のシンギュラリティ到達が不可避だと考えている。
「そんなのありっこないよ」という人に
「じゃあ百万年後も人類はいまのままなの?」と訊ねると
(中略)「それまでに人類は絶滅する」というのだが、
説得力のある根拠は示されない。
太陽が黄色矮星のままでいる限り(中略)
持続可能な社会の構築を心がけ、テクノロジーの発展をやめない限り、
いずれ人類は不老不死になり、永遠に遊んで暮らせるようになる。

それはもはや生物学的なホモサピエンスではないと思うが...
良い意味で楽観主義。

このページにはhatena以外のサービスからのコンテンツが埋め込まれています。 hatenaによりGoogle AdSense 広告が埋め込まれています。