http://www.ne.jp/asahi/comp/tarusan/main226.htm
「PCならばユーザーニーズに何でも対応できる。」とか「PCならば期待のアプリは必ず使える。」という「主流であること自体のメリット」を生かした期待感がPCの命綱であり、期待感が無くなれば主流から凋落する。収益逓増の世界では主流からの凋落は、即、市場の崩壊を意味する。
PC98を思い出した。
価値観の変化というのは突如やってくる。たとえば、当サイトがパソコンをいじり始めた頃には、 PCユーザーと言えば「ヲタクの象徴」みたいなものであった。キーボードを打てればヲタクとバカにされ、 PCマニアであることを隠してひっそりと趣味を楽しむ時代があったのだ。
ところが時代の流れはある日一気に逆転する。今、PCを使えない若者がいれば、その人は間違いなく就職すらできない。キーボードを使えなければ就職活動自体ができないわけだし、逆に勉強不足をバカにされてしまう時代だ。
この二つの時代の狭間には、PCマニアをヲタクとバカにしていた人たちが、こっそりとキーボードの打ち方やマウスの使い方を練習した日々がどこかに存在したハズである。
正論