間違いだらけの備忘録

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WindowsXP2のファイル共有がサブネットを越えると使用できない

原因はデフォルト定義されているWindowsファイアウォールの例外指定の
ファイル共有のスコープが「サブネット」となっていたため。

net use,net view使用時のメッセージ

システム エラー 53 が発生しました。
ネットワーク パスが見つかりません。

同一セグメントなら使用できるし、
ファイアウォールの例外設定にファイル共有があり、チェックされている
のを確認していたが、ファイアウォールを無効化すると別サブネットから接続できた。

セキュリティ向上のためか、デフォルトはマシンと同一サブネットしか許可されていないようだ。

通常は、同一サブネットに許可という概念は便利なのだろうな。

スコープの変更を選ぶと以下の3種類があった。

  • 任意のコンピュータ(インターネット上のコンピュータ含む)
  • ユーザのネットワーク(サブネット)
  • カスタムの一覧

クライアントOSが限定できるため、
TCP445(Direct hosting of SMB over TCP/IP)のみをカスタムに変更し、対象サブネットと同一サブネットを追加し、動作OK。

参考資料
http://www.monyo.com/technical/windows/50.html

なお、実は最新のSamba 3.0系列であれば、Direct Hosting of SMBに対応しています。

またSamba 2.2系列であっても、Sambaをデーモンとして起動せず、inetdやxinetdなどを使って、smbdを445/tcpポートで待ち受けさせる形をとることで、Direct Hosting of SMBを使用することも可能です。inetdから起動することによるデメリットもあるので、単純にこの方式をとることがよいとはいえませんが、対処策の一つとして頭の片隅に入れておくと良いかも知れません。

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