間違いだらけの備忘録

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Virtual PC 2004(SP1) と VMware 4.x

http://www2.nsknet.or.jp/~micco/vmware/vmware.htm

描画周り

 VMware 4.0 と変わっていません。 『ホストに直接描画させる』専用のドライバが用意される…というのが基本です。 ゲスト側のドライバ段階で早々にホスト側へ処理を渡すので比較的描画は速いです。 が, ゲストマシン自体は VESA VBE に対応しているものの, 専用ドライバが用意されない OS では結局多くが VGA でしか使えない上に描画も相当遅く, 特に DOS でのハイメモリへのアクセスの遅さが響く Win3.1 等では描画が死ぬほど遅くなってしまいます。

 欲を言えば Virtual PC のようにボード段階でエミュレートしたタイプのものを基本として, VMware Tools の導入で専用ドライバを使用…というようにして欲しいところです。 VMware 4.5 ではダメだったので, 5.0 では……対応してくれないかなぁ…。(^^;;

 この専用ドライバですが, DirectDraw に対応しているだけで Direct3D 等には対応していません。

ネットワーク

 今回は『設定ダイアログを使ってネットワークアドレス等を自由に設定』できる点に助けられました。 セキュリティ設定等の絡みもあって VMware 4.0 と同じネットワークアドレスに設定したかったもので…。 ただ, 設定画面があちこちに散らばっているというか, もう一つ操作体系がすっきりしていない感じがします。

 引き続き無線 LAN にも対応していますが, 別に直接無線 LAN のデバイスを扱う必要はなく, ホストが無線 LAN に対応してさえいれば, ゲストマシンでメリットを享受できるわけなので, この方面は試していません。

vmwareはビデオ描画周りが問題(対応OSならいいが...)。

描画周り
 Virtual PC 2004 では Trio64 PCI をボード段階でエミュレートしています。 なので, Trio64 用のドライバさえあれば XGA フルカラーくらいは表示できるわけで, これが大きなメリットになっています。 上のスナップでも Win3.1 や NT3.51 が XGA フルカラー表示されています。 VMware にも欲しい機能です。

 ただ, それだけにゲスト側での処理が多くなるわけで, 専用ドライバを使って即ホスト側に処理させてしまう VMware よりも, そのドライバが用意されている Win9X や Win2K 等では, かなり遅い感じがしてしまいます。 VMwareVGA 状態に比べれば問題にする必要のないレベルですけど…。 (笑)

 あと, ウィンドウモードとフルスクリーンモードとの切り替えが OS に限らず上手くいきません。 フル→ウィンドウの際に必ずおかしくなります。 全画面の DOS 窓を使用した後に EXIT で抜けたりするだけでアウト。 モード切替が上手くいかずゲストマシンを強制的に起動し直すしかなくなってしまいます。 (^^;)
ネットワーク
 VMware よりも解りづらい感じがします。 ブリッジモードはいいとして NAT が今ひとつ…。 すんなりとホストに繋げないという…。 NT3.51 辺りはブリッジすらもホストに上手く繋がらず, ゲストの Win98 経由で繋げたり…。 (^^;)

 ホスト側の表面に出てきていないのが問題なのでしょう。 トラブルがなく普通に使えるのなら, そのほうがいいのですが, 何かあったときには弄りようがないので困ります。 この辺りはホスト側に NAT やブリッジ用の仮想 NIC が導入される VMware のほうが遥かに便利です。

Virtual PC 2004は(DOS窓と)ネットワークが問題。
サウンドとか、DOSは個人的(仕事的)に不要なのでパス
うーんvmwareサーバ(コンソールレス)向けでVirtual PCスタンドアロン向けというのは
割り切りすぎかな...

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