間違いだらけの備忘録

このページの内容は無保証でありこのページの内容によって直接、または間接に損害を受けられたとしても私は責任を取りません。

障がい者が家族でも身内でもない人にとって、自分の理解の範疇を超える人間は異物なのである。

https://www8.cao.go.jp/shougai/kou-kei/r01sakuhinshu/sakubun/sy_hasegawa.html

彼も年をとって、私達と同じように中年になり、高齢者になる。「可愛いH君」じゃなくなる。世間が彼を許容しなくなる。

Hが成長した時、まだ「可愛いH君」として扱ってくれる人がどれだけいるだろう。急に大きい声をだして、意味が分からない行動をとる他人を、一体どれだけの人が尊重し、その家族を「偉いねぇ。」ともてはやしてくれるだろう。
(中略)
障がい者を蔑ろにする人にモラルが欠如しているとは思わなくなった。H達の現実を正確に想像し、慮ることは家族でさえ難しいのだと、身を以て痛感したからである。私は障がい者の家族になりきれていなかった。彼らと過ごさなかったら、私は一生馬鹿なままで、将来Hを煙たがる「他人」になっていただろう。「可愛さ」から離れていく弟を支え、彼の障がいに対する「障害」を受け止める。その覚悟があって、私はやっとHの家族になるのだと思う。

道徳的

このページにはhatena以外のサービスからのコンテンツが埋め込まれています。 hatenaによりGoogle AdSense 広告が埋め込まれています。