http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140314/543783/?ST=system&P=4
Bitcoinは、投入される計算量にそもそも正のフィードバックがかかっていて、実際に指数関数として増大しているという点で無限連鎖講である。
人口の無限連鎖講では参加者がネズミ算で増えるのに対し、計算量の無限連鎖講では「難易度の増大」になってしまう点が、理解を難しくする要因の一つだろう。世界中の総人口の増加スピードに較べ、世界中の総計算量の増加スピードがかなり速いことから、破綻の危険性が見えにくい、ということもある。
へー
Bitcoinに投入される計算量は、「帰還パルス幅2週間の正帰還ループ」として表現できる。「正帰還ループ」は、正のフィードバックを持つシステムのことだと思ってもらえばいい。「帰還パルス幅2週間」というのは、フィードバックに2週間かかる上にフィードバック値が2週間保持される、ということだ。Bitcoinのパズルの難易度は、2016回パズルが解かれる度に変更される。10分×2016回=336時間、すなわち2週間遅れでしか難易度は変更されず、かつ、その難易度は次の2週間変わらない。
(中略)
BTCに魅力を感じる人々が多い場合にはA>1となり、BTCを手放すことにむしろ魅力を感じる人々が多い場合にはA<1となる。すなわち、BTCに魅力を感じる人々が多い場合は、Bitcoinが要求するVf より多くの「単位時間あたり計算量」が投入される。一方、BTCを手放すことに魅力を感じる人々が多い場合は、Vf より少ない「単位時間あたり計算量」しか投入されない。
ふむ
Bitcoinに投入された計算量がそのままBTCの価値だとする「計算資源本位制」という考え方(中略)があるようだが、これは全くの誤りだ。Bitcoinに投入された計算量は、あくまでパズルを解くためのものであって、BTCそのものの価値ではない。Bitcoinを支えているのは、確かに計算量なのだが、それとBTCの価値とは何の関係もない。計算量はBTCに化けたかもしれないが、BTCは計算量に化けないからだ。
発振回路
正帰還(位相を反転しないフィードバック)を掛けることにより発振する。
素敵〜