間違いだらけの備忘録

このページの内容は無保証でありこのページの内容によって直接、または間接に損害を受けられたとしても私は責任を取りません。

高給取りの条件は、生産性の高さではなくて、独占の度合いである。

http://d.hatena.ne.jp/yuyu99/20070206/p2

生産性を高めれば、給料が上がるというのは幻想だ。

自動車産業、日本の新聞、マスコミ、ヤフー、googleマイクロソフト、アップル。彼らは、市場を独占(寡占と呼んだほうが正しいが)しているからこそ、社員は高給取りなのである。参入障壁が高く、ライバルが簡単に追いつけず、追いつこうとしても体力が足りないから、市場を独占し、その社員は高給取りでいられる。

身も蓋も無い正論。

現在の先進国では、車の少しのデザインの違いですら、欲望の対象になる。狩猟民族が、「一緒だろ」と突っ込みを入れたくなるようなところでさえ、違いを見つけ出して、それに欲望を感じる。これが、文明の発達した社会の欲望感なのだ。

人々が働かない社会がやってくるためには、人々の欲望のレベルが、底まで下がらなくてはならない。必要以上のものは何も求めない人々が、多数を占めなければならない。そして、その多数が権力を持って、必要以上の欲望を持とうとする人たちを抑圧しなければならない。

そんな未来は希望ある未来ではない。前も書いたが、働かないでよい社会は、抑圧的な社会である。ユートピアなんかでは全然ない。

物語ではありがちなユートピア(?)。

このページにはhatena以外のサービスからのコンテンツが埋め込まれています。 hatenaによりGoogle AdSense 広告が埋め込まれています。