理論値の違いだが、実際そんな物なのだろう...
SCSI/FC
10.0**15 / 8 / 1024 / 1024 / 1024 / 1024
=> 113.686837721616
ATA
10.0**14 / 8 / 1024 / 1024 / 1024 / 1024
=> 11.3686837721616
11TBで一回ということは、ATA 2TB RAID5 の再構成だと5〜6回に1回は
失敗すると言うことか...
http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/storage/2005/05/09/5191.html
バッドブロックなどによってHDDに格納されているはずのデータを読み出せない割合は、修復不能なリードエラー(unrecoverable read error rate)で示される。現在のHDDでは、SCSI/FC HDDが10^15ビット(10万GB)の読み出しにつき1回以下、ATA HDDが10^14ビット(1万GB)につき1回以下の割合で修復不能なリードエラーが発生する。ATA HDDの数字はSCSI/FC HDDの10倍とかなり大きいが、これは1セクタごとに割り当てられているエラー訂正用のECCビットがSCSI HDDよりも少ないからだ。HDDの設計段階において、SCSI/FC HDDは記憶容量を多少犠牲にしても信頼性を重視しているのに対し、ATA HDDはGB単価を下げるために記憶容量を重視していることを意味する。
RAIDグループの再構築中に修復不能なリードエラーが発生する確率(F)は、RAIDグループ中でユーザーが使用可能な記憶容量をC、1GBあたりの修復不能なリードエラー率をλとすると、1-(1-λ)Cという数式で算出される。RAID 5のユーザー使用可能容量は「合計台数-1台分」であることから、Cはパターン1が292GB、パターン2が3577GB、パターン3が1200GB、パターン4が14700GB、またλはパターン1と2が10-5、パターン3と4が10-4となる。これらの数字からFを算出すると、パターン1が0.29%、パターン2が3.5%、パターン3が11%、パターン4が77%となる。HDDの台数が増えるとFも増大し、ATA HDDでは5台構成で10回の再構築中に1回、50台構成では実に4回の再構築中に3回もデータ損失が発生することが分かる。
さらに、すでに求めたF、HDDのMTBF、RAIDグループの構成台数(n)から、RAIDグループの再構築によってデータ損失が発生する時間間隔 MTTDL(Mean Time To Data Loss)を算出する。MTTDL=MTBF÷n÷F [時間] であることから、パターン1が7830年、パターン2が65年、パターン3が81年、パターン4が14カ月となる。パターン4は、実に1年ちょっとでデータが失われる可能性があることを示している。
この辺の式(というか前提)はいまいち納得できないので保留
追記
http://www.ontrack-japan.com/ontrack_now/20060515_mamechisiki.html
実使用環境で、以下の構成のRAID5 S-ATA Arrayを各々2台づつ
稼働させています。 それぞれの稼働期間は1年半〜3年程度ですが、既に次の様な
障害が起きています。・ 160GB * 6 2式では現在までの約3年の使用期間中に 3回/5台の
HDDで障害を発生しており、内1回は同時に3台がNG
・ 250GB * 8 2式では1台は1年半に2回、1回目は1台のみ、
2回目は1台Deadで残りをチェックした所計3台がNG、
1台では1台Dead1回
・ 250GB * 6 2式ではRAID基板障害を1度、2台同時Deadを1度、
1台Deadを3度26台中、14台で障害発生といった具合で1年間無事故で動作したARRAYは
1つとしてないのが実情です。 将来のコストダウンのための評価を含め、
ATA/S-ATAのRAID5を使ってはみましたが、残念ながら予測を下回る
信頼度であり、これ以後の導入は従来通りのSCSIシステムに戻しています。