ちょっと古いネタだが、見つけたのでめも
http://www.nonsensecorner.com/wp25/?p=4444
https://web.archive.org/web/20160610122815/http://www.nonsensecorner.com/wp25/?p=4444
1つ目は、「多数が団結することでスケールメリットにより成果を出すのが最良である。故に個人が多少なりとも不便であっても、全体としての収支のために足並みをそろえて協力するのが一番」というやりかただ。スケールメリットは、どの時代においても常に強力な武器であるが、同時に大多数が協調動作するのは常に困難だ、という欠点がつきまとう。大企業などははっきりこのモデルなのだが、ここではいつもの比喩になぞらえ「歩兵型」と呼ぶ。
ランチェスターの集団戦モデル(強者戦略)が近い
もう一つは、「少数が強みを生かすことによる精鋭型が最良である。故に協力関係とかは重視せず、個々人が最大限のパフォーマンスを出すことに集中すべき」というやりかたである。このやり方では、確かにスケーリングすることは難しい。しかし、個人の能力の技術によるブーストが大きくなれば、スケーリングのような阻害要因もなく強力な威力を発揮する。こちらは「騎兵型」と呼ぶ。
(中略)
「安価で誰にでも使える技術」が支配的になれば前者が、「高価・稀少・訓練の困難さなどで少数にならざるを得ない技術」が支配的になれば後者になる。要素的に互いに独立しているのであまり拮抗もしない。
個人戦モデル(同弱者戦略)
ノマド=騎兵型の正統後継ではないし、ブラック企業=典型的な歩兵型でもない。「ノマドとやらは、騎兵型として筋が悪い」という批判はなりたつ。
めも
たまに古代ローマとかモンゴル帝国のように「大量の個々人が最大限のパフォーマンスを出す」というキチガイ沙汰としかいいようのない例外が発生する。しかしこれは本当に例外である。ただ、先ほどあげたGoogleのようなグローバル企業はその「例外」としての重装騎兵団、つまり現代のモンゴル帝国じゃないかと思えてならないのだ。
素敵〜