間違いだらけの備忘録

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Advanced Format TechnologyとBigSector

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20091212/etc_wd.html

 このAdvanced Format Technology(以下AFT)は、物理セクタあたりのデータサイズを従来の512バイトから4,096バイトに拡大することで記録密度を高める技術。

 HDDのセクタは通常512バイトで、その前後にリードイン、セクタギャップ、ECC(エラー訂正符号)が付加される物理構造。AFTでは物理的なセクタ長を4,096バイト=512バイト×8個分に拡大、この物理上の1セクタ(4,096バイト×1)を論理上の8セクタ(512バイト×8)としてエミュレーションすることで、削減された(7個の)リードインやセクタギャップの分、容量効率を高められるという。

 同社によれば7〜11%程度ディスク容量を節約できるほか、(セクタあたりの)ECCの増加によりエラー訂正率も50%向上させたという。ドライブ−ホスト間のデータ転送は従来どおり512バイト。

HDDの業界団体であるIDEMA(International Disk Drive Equipment and Materials Association)でも、将来のストレージの大容量化に向け4,096バイトセクタを「BigSector」として提唱しており、2011年に移行することを発表している。

 実容量が2TB超のHDDを開発するためにも512バイト超セクタは必須で、今後は4,096バイトセクタが主流になるのは確実。4,096バイトセクタをサポートしない32bit版のWindows XPなどのユーザーは、今後は特に新製品のHDDを購入する際には注意が必要だろう。

めも

http://www.bigsector.org/_smartsite/external/bigsector/index.php
http://www.bigsector.org/_smartsite/external/bigsector/technology.php

As long as file systems are properly aligned, no performance impact can be seen. If a file system is misaligned, a noticeable impact in performance can be observed.

めも

http://lwn.net/Articles/322777/

The partitioning system and the bootloader will also require changes because they rely on the fact that partitions start from the 63rd sector of the drive, which is misaligned with the 4K sector boundary. This problem will be solved, in the short term, by using the 4K physical - 512 byte logical drives. The 512-byte sectors are aligned in a way that the 1st logical sector starts from the 1st octant of the physical 1st 4K sector, as shown below.

http://lwn.net/Articles/320732/

To make a smooth transition, the following stages are planned:

1. 512 byte logical with 512 byte physical. This is the current state of hard drives

2. 512-byte logical with 4096-byte physical sector size. This would facilitate a smooth transition from 512-byte to 4096-byte sector sizes.

3. 4096-byte logical with 4096-byte physical sectors. This would

http://haizin.serveblog.net/?tag=%E3%82%BB%E3%82%AF%E3%82%BF

Windows XP以前でパーティションを作成すると63セクタ目(63*512byte)から8セクタを1つクラスタとしてデータが書き込まれる。ところが、 4096byte(8*512byte)おきにデータを分割する『Advanced Format Structure』では物理レベルでのデータ分割と論理レベルでのデータ分割にオフセットが生じてしまう。

Windows Vista以降ではこれが改善されて2048セクタ目から開始されるようになったようですが、Windows XP以前ではこれの影響で性能が発揮できないことがあるようです。

この対策としてEARSシリーズには専用のジャンパー端子(7-8番ピン)が搭載されていて、この端子間をショートさせることでHDDのファームウェアを書き換えてセクタ位置を論理的に1つずつずらしてくれるようです。(見かけ上64セクタ目が63セクタになる)

ただし、注意が必要なのが、このジャンパピンの設定は論理フォーマット前に行う必要があること。論理フォーマット後で設定を変更するとデータが読み出せなくなるようです!

ほー

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