メリット
なんでこんなことやるかっていうと、SSHd を立てられるのは、SSH のインストールができることはもちろん、ファイヤーウォールが立ってないか、あるいはその設定を自分やネットワーク管理者が変更できることが前提。また IP アドレスが固定になっているか Dynamic DNS になっているか、いずれにしてもサーバとして動作させるに必要な諸々の条件が絡む。要するに初心者には荷が重い。
でも安全な遠隔操作をしてもらうメリットは初心者に対しても十分に大きい、むしろ熟練者よりも大きいです。
逆に VNC server への接続は SSH が勝手に確立してくれるので、server がダイアルアップ接続だろうがファイヤーウォールの中にいようが関係ない。
その辺がこの逆方向 port forward のメリットです。
簡単に言えば、SSH server の立っているところがリモートサポートセンターのような感じになるわけです。で、ユーザーにはセンターへ SSH で接続してもらうことで、センター側から安全な通信でリモートコントロールしてもらえる、と。センター側では Windows の使い方がよく分からないから目の前で見せてくれ、とか、やり方が分からないから代わりにやってくれ、といった要求に応えることができるようになります。
このリモートメンテのアイディアは以前バイトしていたところのものなので、私のオリジナルではありません。残念ながらその会社は今は存続していないので、アイディアの権利は誰のものでもないような…。
コントロールされるマシン上で SSH で繋ぐ設定を最初にすれば、あとはその人に SSH への接続さえやってもらえば(で、VNC server はサービスで動かしておく)あとは外部からトラブルの対処とかのメンテを行なうことが可能である、しかもそいつ(メンテされる機械)はダイアルアップとかの IP アドレスが固定でない環境でも、とにかくインターネットに繋がっていてくれればよい、ということです。
ほほー